riririrililyの日々の記録

IT企業で働く30代の日々の記録です。仕事のこと、美味しい食べ物のこと、読んだ漫画のことなど、日々なんでもないことを投稿すます。

西荻窪が好きだ。

こんにちは。

気持ちの良いお天気の土曜日ですね。

 

今日は10年住んでいる「西荻窪」、通称「西荻」についてです。

 

大学院2年生のときにこの街に引っ越してきて、もう10年が経ちました。

きっかけは、大学の仲間がこぞって住んでいたからなのですが、私以外は皆引っ越してしまいました。

そんななか、私はというと、職場まで遠いため引っ越しを考えるも、この街以外に住む気がおきず、結婚を経てダンナくんを西荻に連れ込んで住み続けています。

去年、今年と「西荻ラバーズフェス」という街のお祭りの実行委員もやっていて、知り合いも増え、ますます居心地がよくなってしまいました。

 

「なんでそんなに西荻が好きなの?」といろんな人に聞かれますが、私がとても大切にしている「個を尊重する、多くのひとがありのままで居られる」街だからだと思っています。

いろんな人がいる、のはどの街もそうだと思いますが、そのいろんな人がゆるやかに繋がって、まちなかで、カフェで、酒場で、少しずつ交わりながら、でも放って置かれながら、お互いを受け入れあっている、そんな街です。

生きていると場面ごとにだいたい何かしらの役割を負っていて、ある程度その役割を「演じて」いる部分があります。

そこからふっと解き放たれて、なんでもない「私」になれる瞬間が多い街だと思います。

 

と、ここまでは叙情的な西荻の良さを書きましたが、分かりやすい西荻の魅力は、なんといっても個性的な飲食店の多さ!

南口を出てすぐの酒場である柳小路の周辺は、特に「西荻らしさ」を感じる風景です。

戦後すぐから変わっていないという噂の所狭し建物が並ぶ一画に、大将が魅力的な立ち食い寿司、老舗の焼き鳥屋、若者が集うレモンサワーバー、サブカル感満載のタイ料理屋、先代から味を引き継ぎ頑張る沖縄料理屋、夜だけやってる喫茶店など、歩いているだけで楽しくなるお店がこれでもか、と並んでいます。

最初入る瞬間はちょっと勇気がいりそうなお店も、数回通っているとすっかり居心地がよくなっていまい、ついつい毎週通ってしまったり。

それぞれのお店で隣になった方とお話して、また知らない西荻のお店を知ったり、好きな音楽や作家の話に花が咲いたりするのも、楽しみのひとつです。

たまに早めの時間から飲み始めると、途中で知り合いに会ったり初対面の方と仲良くなったりして、ほぼ毎回4、5軒ハシゴしてしまいます。

 

また、酒場だけでなく、今日みたいなお天気のお昼にフラッと立ち寄りたいコーヒースタンドやティースタンド、ゆっくりコーヒーが味わえる昔ながらの喫茶店もたくさんありますし、個性派揃いのカレー店を巡るのも楽しみのひとつです。

そして、女性がキュンとしそうな隠れ家的な焼き菓子屋さんやパン屋さんの多さも魅力のひとつとなっています。

私は料理が好きなので、新鮮な野菜が買える八百屋さんがたくさんあるのも嬉しく、だいたいスーパーではなく八百屋さんで野菜は買っています。

 

西荻のひとは、西荻のことを愛情を込めて「西荻村」と呼ぶことがあります。

都会のなかで、ひととひととがゆるやかに繋がりながら、新旧の文化がリミックスされて、でも商業化はされずに、それぞれがこだわりを持って生活をしている。そんな街の様子は、確かにひとつの「村」のかたちと言えるかもしれません。

そんな西荻で遊んでみたくなった方、いつでもご案内しますのでご一報くださいね。